こんにちは、 賃金人事制度構築コンサルタントの伊東です。

新年度に実施する昇給について悩んでいるという
経営者も多いのではないでしょうか?

今回は昇給を考える際のポイントその3
についてみていきます。

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その3:ベースアップと昇給を分ける
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賃上げをする際に
全員3,000円とか5,000円という風に
一律的に実施するという経営者が
います。

つまり、全社員に対して
同じ金額で昇給するということです。

もちろん賃上げをする
ことに変わりはないのですが
社員からすると働きぶりを
賃上げに反映して欲しいはずです。

そうしないと
成果が適正に給与に反映されていないと
不満を持つことにつながってしまう
可能性が高いです。

一方で、経営者としては
どのように格差をつけるべきか
悩むことがあるかと思います。

そこで一律的に昇給する部分と
働きぶりにより格差をつける部分に
分けて考えることをオススメします。

例えば、2,000円は全員に
ベースアップとして支給して
残りの原資は成果に応じた
格差をつけるということです。

そうすることで
働きぶりがよかった社員は6,000円
逆に不十分だった社員は2,000円
という風に
一定の賃上げは保証しながらも
格差をつけることができます。

メリハリのある昇給を実施することで
経営者として「しっかりと社員の働きぶりを見ている」
というメッセージにもなるでしょう。