こんにちは、
賃金人事制度構築コンサルタントの伊東です。

「社員が100%納得するための賃金人事制度」
を作るためには何が必要でしょうか?

社員が100%納得=不満ゼロ
という状態と仮定すると

社員の不満をつぶしていけば
実現できると考えられます。

ここである調査を紹介します。

社員の給与に対する満足度について
質問したアンケートです。

回答した中で
「給与に対して不満がある」という理由の
上位項目をまとめると

1.会社の将来像が不透明
2.自分の成果が適正に給与に反映されていない
3.給与のルールが機能していない

というような結果になっています。

「給与に対して不満がある」
ときくと
「”給与が低い”ことに不満がある」
と考える経営者の方が多いのですが
決してそうではない
ということです。

もちろん給与額も一つの大事な要素
ではありますが
社員が欲しているのは
決してそれだけでは
ありません。

それよりも
会社の未来像が明確で
そこに向かって
自分の働きぶりが
どのように判断され
どのように給与に反映されているのか
という方が大事なのです。

ここに納得感があれば
社員の給与に対する不満は
大きく減るわけです。

そこで必要になるのが
何らかのルール・仕組みです。

つまり
社員の働きぶり、成果を
適正に判断し
それを適正に
給与に反映できる
ルールや仕組み
ということです。

これを実現するのが
賃金・人事制度と
いうことになります。

賃金・人事制度が
ないという場合は

経営者が
社員の働きぶりをみて
給与に反映している
ということになると
考えられます。

決して否定するわけでは
ありませんが
社員からすると
その裏付けとなる
根拠が欲しいわけです。

このようなわけで
経営者が社員の成果を
判断する根拠を作るために
賃金人事制度を
構築することをオススメします。

制度が一人歩きするのではなく
あくまで
経営者が使う一つの
ツールとして制度を
活用することで
社員の納得感も高まります。